シフォンケーキはふわふわとした食感がとても美味しい焼き菓子です。シフォンケーキ専用の型を使って作り、冷ます工程をふむことで、このふわふわした食感が得られます。
シフォンケーキを作る時には、「真ん中に穴が空いたような専用の型が必要なんじゃ…」というイメージがあります。しかし小さいサイズの「カップシフォン」と呼ばれるシフォンケーキなら、専用の型が無くてもOK。
カップシフォンは、通常のシフォンケーキ型を使った場合と『冷まし方』が異なります。今回のコラムでは、カップシフォンの作り方(レシピ)や冷まし方を解説しています。
またペーストリートで扱っているカップシフォンも紹介していますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!
カップシフォンの良い点
シフォンケーキをカップで作るメリットは以下のような点があります。状況にあわせて大きなシフォンケーキと使い分けれると良さそうです。
シフォンケーキの型がなくても作れる
シフォンケーキは下の写真のような型を使って作られます。真ん中に丸い筒状の穴が空いているのが特徴です。これは焼成後、逆さまにして冷ませるようにするためです。
逆さにする理由は、そのまま冷ましてしまうとケーキ自体の重さでしぼんでしまい「ふわふわした食感」が得られにくくなってしまうからです。
しかしカップシフォンの場合は、容量が少ないため萎みにくくなります。その為、オーブン対応のカップがあれば作ることが出来るのです。
小分けに出来るのでプレゼントしやすい
手土産やプレゼントとして用意する場合、小さいサイズのものを何個用意するかで量を調整することが出来ます。バレンタインで複数の人に渡したい時などにピッタリです♪
またパーティーの時は、わざわざカットせずに手に取ることが出来るので手間が省けて楽ちんです。
カップシフォンの材料
ペーストリートで扱っている「ホワイティトール」を使って、【レモンのカップシフォン】6個分作る場合の材料をご紹介します。
【シフォンケーキ生地】
- 卵黄…55g
- 牛乳…40g
- バター…50
- レモン汁…20g
- レモンの皮 3g
- 薄力粉…70g
- 卵白…145g
- グラニュー糖…70g
【仕上げ】
- レモン 適量
- 生クリーム 100g
- グラニュー糖 10g
- ピスタチオ 5 粒
作り方
下準備
・オーブンに予熱を入れておく ※電気オーブン 180℃約 22~25分
・牛乳とバターは合わせてレンジで温めておく(40 度くらい)
・レモン汁とレモンの皮は合わせておく
作り方
1.ボウルに卵黄を入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。
2.温めた牛乳とバターを加え、混ぜる。
3.レモン汁とレモンの皮を加え混ぜる
4.薄力粉をふるい入れ、均一になるまでよく混ぜる。
5.メレンゲを作る。別のボウルに卵白を入れる。グラニュー糖を3回に分けて加え、ハンドミキサーでその都度泡立てる。 しっかりと角の立つ硬さまで泡立てる。
6.④に⑤を 3 回に分けて加え、最初はホイッパーで混ぜ、最後にゴムベラで切り混ぜる。
7.型に生地を流し入れる(1 個約 70g)
8.5㎝くらい上から2,3回落として、底にたまった空気を抜く
9.天板にのせ、オーブンで焼く(電気オーブン 180℃約 22~25分)。
仕上げ
10.砂糖を入れて泡立てた生クリームとスライスしたレモンを乗せて細かくしたピスタチオを上にかけて完成
◎ポイント
・工程⑥で最初からゴムベラで混ぜるとメレンゲがダマになることがあります。最初はホイッパーで混ぜることで2つの生地の硬さが近づき綺麗に混ざります。
・カップシフォンはホールのカットに比べ形が崩れにくく、乾燥しにくい のでプレゼントに◎
冷まし方
カップシフォンケーキは焼成後に冷ます必要があります。出来上がったばかりの熱い蒸気をにがしつつ、時間をおいてカップシフォンの完成を待ちましょう。
シフォンケーキを冷ます理由
シフォンケーキは他のケーキと比べて水分量が多いケーキになります。焼いている時は、生地が容器の側面にくっついて膨らみます。しかし焼成後は水分が抜け、生地がしぼんでしまいます。
そのため、型やカップなどの容器をすぐに外してしまうと、せっかくのふわふわ感が無くなってしまうのです。イメージしやすいのは「生地の目が詰まったケーキ」という感じで、美味しさが損なわれてしまいます。
カップシフォンの冷まし方とポイント
【そのままの状態で冷ましてもOK】
一般的なシフォンケーキは大きさもあり、ケーキ自体の重さがあることから逆さにして冷まします。しかしカップシフォンの場合は、容量が少ないことで影響しにくく、無理に逆さにするぐらいならそのままの状態で冷ますのが良いでしょう。
【カップはすぐに外さない】
冷ましている間はカップは外さず、そのままにしておきます。冷ます時間の目安は4時間〜一晩程度です。この間はつけたままにしておきましょう。
【ケーキクーラーで冷ます】
出来るだけケーキに熱がこもらない方が良いため、冷ましている間はケーキクーラーに置いておくのがオススメです。逆さにする場合は、ケーキの表面にケーキクーラーの跡がつく可能性があります。気になる場合は、冷ましたあとにアレンジ・デコレーションを加えてカバーしましょう♪
【角(ピンチ)ハンガーの洗濯ばさみで逆さにして冷ます】
カップ自体を洗濯ばさみで摘めるところがあれば簡単ですが、中々摘むのは難しいとこです。カップの底面にテープを貼り、そのテープの先を洗濯ばさみで挟むなど、工夫することで逆さにすることができます。
跡が気になるときは?
ケーキクーラーで逆さにして冷ました時にオススメなのが、アレンジ・デコレーションです。本コラムで紹介した『レモンのカップシフォン』のように出来れば、全く見た目が気にならなく仕上がります。
※上の写真は色々なアレンジの例です。
まとめ
カップシフォンは通常のシフォンケーキに比べて、型がなくても手軽に作れるのが嬉しいポイントです。
ケーキ自体が小さくなり、しぼみにくくなりますので、冷ます時に神経質になり過ぎる必要は無いでしょう。ふわふわした食感にアレンジを加えて、美味しいカップシフォン作りにチャレンジしてみましょう!
おすすめのカップ
ペーストリートでは、以下のようなップシフォンに関連するものを取り扱っております。お菓子容器メーカーがこだわって作ったカップを是非お役立てください。
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