シフォンケーキ型の種類と選び方
シフォンケーキの型は大きく4種類あります。今回はよく使用される紙製・アルミ製・シリコン製・鉄製の型の特徴をそれぞれご紹介します。
紙製
軽くて丈夫な紙製のシフォンケーキ型は、焼成時に生地がしっかりと張り付き膨らみやすいのでシフォンケーキ作り初心者さんにピッタリ♪
ミシン目がついているシフォン型ならナイフを入れる必要がないので、型抜きの必要がなく仕上がりもきれいです。シフォンケーキは型に貼りついて膨らませるお菓子なので、紙製の場合、洗い物が無いのもメリット。
唯一のデメリットは紙が生地の水分を吸い込みやすいので、仕上がりがパサついている感じる人も。
ただ、オーブンの温度をレシピから少し下げたり、焼き時間を調整したりすることで、キレイなシフォンケーキが焼きあがりますよ。
アルミ製
熱伝導が良いので、焼きムラがなくふわふわのシフォンケーキ作りにオススメです。
紙製に比べてお値段は上がりますが、頻繁にシフォンケーキを焼く方には長く使用できるのでアルミ製がコスト的にもオススメ。
シフォンケーキの焼き上がり後にひっくり返して冷ます場合も、アルミ製は生地が型に貼りつきズレ落ちる心配がありません。
ただその分、型から外すのが難しいので、焼き上がり後は慎重に型から外しましょう。
シリコン製
100円均一などで安く購入できますが、膨らみにくく、ふわふわのシフォンケーキ作りには少し不向きと言われています。ただ型から外しやすく、お手入れがしやすく、収納もしやすいのは嬉しいポイント♪
シリコン製の型で焼く場合は、「シリコン型で作るシフォンケーキレシピ」で検索して作るのがオススメです。
鉄製
鉄製はアルミ製の次に熱伝導が良いシフォンケーキ型。テフロン加工がされているものは型から外しやすく、丈夫で、焦げにくく、汚れが落ちやすいのが特徴です。
ただ膨らみにくいのが少し難点。シリコン製同様に、鉄製の型で焼く場合は、「鉄製で作るシフォンケーキレシピ」で検索して作りましょう。
シフォンケーキ型は「継ぎ目」があるか要チェック!
継ぎ目があると生地が詰まってしまうので、洗う時のことを考えると継ぎ目無しがオススメです。紙製のシフォンケーキ型は洗う必要がないので、継ぎ目の心配もなくその点でも使いやすい型です。
大切な人にプレゼント♡シフォンケーキ型は紙製がオススメ
シフォンケーキをプレゼントする場合は、紙のシフォンケーキ型が断然オススメ♡
型の大きさは円形、ミニサイズのカップ型、高さのあるトール型まで、用途に合わせて様々あります。型から外さずにそのまま渡せるので楽チンで、型外しで崩れる心配もありません。
可愛い絵柄がたくさんある紙型は見ているだけでワクワクするので選ぶ楽しさも!ラッピングをすると華やかになり、大切な人への誕生日のお祝いや記念日にピッタリです♡
シフォンケーキ型のサイズ選びのポイント
家庭で作るシフォンケーキのレシピは、一般的に17cmや20cmの型を使用したものが多く見られます。
今回はよく目にするサイズをSMLに分けてご紹介します。使うシーンや食べる人数に合わせてサイズを選びましょう。
Sサイズ(12cm~14cm)
1~2人でちょうど良い食べきりサイズ。プレゼントにオススメのサイズです。
小さめのシフォンケーキ型を使用する際はレシピ通りに焼くと焼き上がりが固めになってしまう可能性があります。
焼き上り近くになったら、実際に目でチェックして焼き時間を調節して作るのがポイントです。
Mサイズ(15cm~17cm)
一番スタンダードなサイズ。3~4人で食べる時や、1~2人でもたっぷり食べたい時はこのサイズがオススメです。自宅にあるオーブンにも入りやすいサイズだと思います。
ネットで検索するとレシピも豊富にあるので、シフォンケーキ作り初心者さんはまずこのサイズで試してみるのも良いかもしれません♪
Lサイズ(20cm前後)
友達に配ったり、大人数で食べたりする場合は、20cm前後の大きめサイズが良いでしょう。
大きめのシフォンケーキ型はふわふわの焼き上がりになりやすいので、口当たりの良さを重視したいときにもオススメです。
ご褒美レシピ♡「バニラシフォンケーキ」を作りませんか?
バニラエッセンスを加えるとひと味違ったご褒美シフォンケーキ♡
プレゼントにもぴったりのレシピをご紹介します。
材料 (直径17㎝のシフォン型)
薄力粉 100g
グラニュー糖 60g(※メレンゲ(卵白)に混ぜる分)
グラニュー糖 25g(※卵黄に混ぜる分)
卵 4個
水 85cc
サラダ油 60cc
バニラエッセンス 少々
作り方
下準備
卵は冷蔵庫から出して、室温に戻しておく
オーブンの準備と生地づくり
1)オーブンを170度に予熱する
2) 卵白と卵黄を分けて、かずらを取り卵黄を泡だて器でよく溶く。
3)(2)にグラニュー糖25g→水85cc→サラダ油60ccの順で少しずつ加え、なめらかになるまで混ぜる
4) バニラエッセンス少々を加えてなじませる
5) 薄力粉を振るいにかけながら加える
6) 泡立て器をボウルの底からすくいあげるようにして、切るように混ぜる。粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
メレンゲを作る
7) 別のボウルに卵白を入れて、低速でハンドミキサーをかけ、全体をなじませる
8) 全体が白っぽくなり、大きめの気泡が入ってきたら、高速で泡立てる
9) もったりとして、ひとつにまとまりだしたら、1/3量の砂糖を加え、高速で泡立てる。
10)ハンドミキサーを持ちあげてピンと角がついたメレンゲが出来たら、追加で1/3量の砂糖を加え、再び高速で泡立てる。
11)残りの1/3量を加える。角がたち、ツヤが出てきたら、ハンドミキサーを低速にし、大きく円をえがくように回して、泡を安定させ、メレンゲのキメをそろえる。
★ボウルを逆さにしても落ちてこない固さのメレンゲがベストです
生地とメレンゲを混ぜる
11)生地にメレンゲを3回に分けて加える。混ぜる時はボウルの底から、ざっくりと大きく、切るようにすくいあげる。
★2度目にメレンゲを加えたらボウルを回転させながら、外側から内側にすくいとるように混ぜる。
★メレンゲの白い泡が固まらず、全体になじんだらOK
12)生地は型のふちからゆっくりと静かに流し込む。生地は型の8分目までが目安です。
焼く
13)170度のオーブンで約40~45分焼く。
★表面がこんがりとキツネ色に色づき、手で押してふんわりとした弾力が出ればOK
★注意
・オーブンのフタをあけたときに、しずんでしまう場合は焼き時間が足りないです。もう少し焼きましょう。
・火の通りの確認は串を中心部分に刺して、何も付かずにさっと抜ければOKです。
空気を抜く・冷ます
14)焼きあがったら、すぐにオーブンから取り出し、約15㎝の高さから2回ほど台に落とす。生地の中にこもっている空気を一気に抜くことでしぼむのを防ぎます。
15)ビンなどに逆さにして冷ます。
★冷めたら、乾燥を防ぐために、ラップやビニールに入れ、冷蔵庫で冷やす。すぐに食べても美味しいですが、1晩寝かせると、味がなじみ、しっとりと落ち着いた食感になります。
★紙製以外の型は金型の熱が放出しにくいため、すぐに金型からはずして冷ましましょう
▼関連ブログ
これであなたもシフォンケーキマスター! 失敗しない作り方のコツとポイント徹底解説!
おわりに
ふわふわとした食感のシフォンケーキは幅広い人に愛されるお菓子。
久しぶりに作るという方は、手軽で洗い物も少なく可愛い柄がたくさんある紙のシフォンケーキ型がオススメです。
お友だち・恋人・家族、またはいつも頑張っている自分にご褒美レシピでシフォンケーキをプレゼントしてみませんか?