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2022.2.16

シフォンケーキの失敗(底上げ・空洞)の原因と対策を解説します

シフォンケーキの失敗(底上げ・空洞)の原因と対策を解説します

ふわふわな食感でお子様から年配の方まで好まれるシフォンケーキは、ご家庭でもよく手作りされる定番ケーキです。材料やレシピを確認しながら丁寧に作れば失敗しにくいですが、ちょっとした事で『底上げ』や『空洞ができてしまう』という残念な結果になってしまいます。

美味しいシフォンケーキを作るために、こういった失敗を防ぐための原因を理解しておくことが大切です。今回のコラムではシフォンケーキの失敗にありがちな『底上げ』『空洞』を防ぐためのポイントご紹介します。

 

底上げ・空洞ってなに?

一般的なシフォンケーキは、ケーキの上の面が平らで周りが円状に丸くなっています。そして底面も上の面と同じように平らです。失敗した時に起こる底上げとは、シフォンケーキを作る工程の何かが原因で底面に空洞ができてしまうことです。

この底が上がっている状態が底上げと言われ、キレイに形が出来ていないだけでなく食感にも影響を及ぼします。作っている段階では底面が見えないため気づきにくく、焼成後に分かる失敗パターンです。底上げ・空洞ができる原因は、いくつかのパターンがありますので失敗しないための工程をチェックしてみましょう。

 

失敗を防ぐためのチェックポイント

シフォンケーキの失敗には『底上げ』『空洞』だけでなく、『目詰まり』『焼き縮み』などがあります。こういった失敗は同じ原因のこともあります。そのため失敗した時の工程や材料などを見直すことがポイントです。

また使用する型によってトラブルが起こることもあります。それぞれのチェックポイントを解説していきますので、原因にあわせて対策を行いましょう!

 

失敗する3つのパターン

オーブン

 

底上げ・空洞になってしまう原因を大きく分けると『作業工程』『レシピ』『型』の3つに分かれます。をれぞれをチェックし、失敗する原因を把握しましょう。

 

1.作業工程に原因がある場合

1-1.【作業工程】生地の混ぜ方が原因の場合

生地作りの最初に「卵黄と砂糖を混ぜたものに油を混ぜる」という工程があります。この時の混ぜ方がちゃんと出来ていないと、油分が型に張り付かない原因になります。卵黄と砂糖をハンドミキサー(泡立て器)で白っぽくなるまで泡だててから、油を加えゴムベラで混ぜて乳化させましょう。

また卵白と砂糖を混ぜて作るメレンゲの泡立てが不足すると、焼き縮みの原因になりますので、ふんわりと柔らかい角がたつまで泡立てましょう。

 

1-2.【作業工程】生地を型に流し込む時に原因がある場合

メレンゲと混ぜ合わせて出来上がった生地を型に流し込む時も注意が必要です。ポイントは気泡が入らないように型に流し込むことです。入れる時の高さやスピードに注意しながら流し込みます。

 

1-3.【作業工程】焼くときの温度と時間に原因がある場合

レシピ通りに焼成した場合でも失敗してしまう場合があります。使用しているオーブンに個性(クセ)があることを理解しておくこともポイントです。使用しているオーブンに合わせて焼成温度や時間を調整しましょう。

 

2.材料に原因がある場合

2-1.【材料】アレンジした分量が原因の場合

参考にしているレシピと実際に作る時に『型のサイズが違う』『シフォンカップで作る』といったことがあります。この時にレシピに記載されている分量を変える時は、注意が必要です。それぞれの材料のバランスは良かったとしても、大きさ・サイズが変わることで生地に対して熱の通り具合が変わります。ここが原因と思った場合は、焼成温度と時間の調整が必要です。

 

2-2.【材料】アレンジした材料が原因の場合

生地に水分量が多い材料が入れる事で底上げの原因になることもあります。水分量が多い食材は沈みやすいため、その材料の周りが空洞になることも。空洞になってしまった時の状態を見て、これが原因と思った場合は水分量が多い材料の使用は控えてみましょう。

さらに、味付けのためにココアパウダーなども底上げの原因になることがあります。粒子が細かいパウダーが原因で、生地の空気が抜けずに気泡になり空洞になってしまいます。

 

3.型に原因がある場合

3-1.【型】型が原因の場合

シフォンケーキの型には、『紙』『アルミ』『鉄』などがあります。底上げさせない為には、型にきちんと生地を張り付かせる必要があります。初心者の方の場合、型にしっかりと生地が張り付きやすい紙製のものがおすすめです。紙製なら冷ました後や食べる時に取り出すやすいのも嬉しいポイントです。

 

3-2.【型】油やトレーシングペーパーを使用したことが原因の場合

スポンジケーキを作る感覚でシフォンケーキの型に油を塗ったり、トレーシングペーパーを敷いてしまう方がいます。シフォンケーキは型に生地を張り付かせる必要があるため、油やトレーシングペーパーは邪魔になってしまうので、使用しないようにしましょう。

 

シフォンケーキの失敗を防ぐポイントは一つひとつの工程を丁寧にすること

材料

 

底上げ・空洞を防ぐのはもちろんですが、ふわふわで美味しいシフォンケーキを作るポイントは、一つひとつの工程をきちんと丁寧に行うことです。失敗した時は、原因になるポイントを見直して対策しましょう。

 

工程のチェックポイントまとめ

  • 卵黄と砂糖を混ぜた生地に油を加えた時きちんと乳化させる
  • メレンゲをふんわりと柔らかい角がたつまで泡立てる
  • 生地を完成させる時は均一の状態なるよう混ぜる
  • 気泡が入らないよう生地を型に流し込む
  • オーブンに合わせた焼成温度と時間にする
  • 生地の分量に対して、オーブンの温度や時間を調整する
  • アレンジした材料が問題ないか確認する
  • 生地が張り付きやすい型を使う

 

 

まとめ

手作りのシンフォケーキを成功させるポイントは、材料やレシピだけでなく作り方やオーブンの設定など、細かいことにまで注意することです。底上げ・空洞になる主な原因はコラムで紹介した内容のものです。失敗しないための要因を把握しておき、ふわふわで美味しいシフォンケーキを完成させましょう!

ペーストリートでは、底上げ・空洞しにくいシフォンケーキアイテムを取り扱っています。アルミのシフォン型はもちろん、おしゃれなデザインの紙製のアイテムもありますので、自宅用はもちろん手土産やプレゼントとしてもオススメです。

 

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