焼き菓子で人気と言えばマフィン・マドレーヌ・フィナンシェなどがあります。これらのお菓子と似た材料で手作りできる焼き菓子がカヌレです。お菓子作りになれた時にチャレンジする焼き菓子としてもオススメです♪
カヌレは1つひとつのサイズが小さいため、作る量を調整しやすいのも特徴です。しかし一度にたくさん作った時は、食べきれなかった分を保存する(日持ちさせる)必要があります。
保存方法によっては、傷みが早くなったり、食感が悪くなってしまいます。今回のコラムではカヌレを出来るだけ美味しいまま日持ちさせる方法をご紹介します!
カヌレを日持ちさせる3つの方法
手作りしたカヌレを保存する場合、そのまま『常温』で置いておく場合と『冷蔵庫』に入れる場合と『冷凍庫』で保存する方法があります。どれぐらいの期間、日持ちさせたいかによって保存方法を工夫できると良いでしょう。
そのまま常温で保存する方法
手作りした当日や次の日などに食べる場合は、常温保存がオススメです。食感を保ちやすいだけでなく、温め直したり解凍したりする手間も省くことができます。
日持ちさせたい(保存)期間の目安
当日〜翌日
※室温や環境によっては傷みの進行が早くなってしまいますので、注意しましょう。
※ケーキ屋さんなどで販売されているカヌレは保存料が入っていますので、保存期間が1〜2日長くなる目安です。
常温保存のコツ
カヌレが空気に触れて乾燥するのを防がなくてはいけません。そのため、ラップで密閉したり、ジップ付きの袋に入れておきましょう。ただし、出来上がった直後に密閉してしまうと、カヌレの熱で蒸気が発生しますので、少し時間を置いてから密閉するのがポイントです。
常温保存の注意点
基本的に高温多湿を避けて保存するようにしましょう。
- 直射日光をさけ冷暗所に置いておく。
- 風通しが良い場所を選ぶ。
- 夏などの室温が高い時期は出来るだけ早めに食べる。
冷蔵庫で保存する方法
下記のような状況によっては、常温保存するのが心配な時があります。そんな時は冷蔵庫で保存することによって、美味しい状態で日持ちさせる(賞味期限をのばす)ことが可能です。
- 少し長持ちさせたい場合
- 室温などを考えると常温が不安な場合
- クリームやチョコレートを使っている場合
日持ちさせたい(保存)期間の目安
当日〜3日
※生焼けになっていたり、クリームを使っている時は傷みが早くなりますので注意しましょう。
冷蔵保存のコツ
基本的には常温で保存する場合と同じになります。ラップで密閉したり、ジップ付きの袋に入れておきましょう。クリームでデコレーションしていたり、冷蔵庫のスペースを考えると、密閉容器(タッパーなど)を使用するのもオススメです。
冷蔵保存の注意点
カヌレは外側がカリッとしており、中がモチモチとした食感が特徴です。冷蔵保存すると乾燥することで、この食感が悪くなる可能性があります。美味しく食べるためには、保存する時の密閉状態はもちろん、温め方にも気をつけましょう。
【常温で戻す場合】
食べる30分ぐらい前に冷蔵庫から出しておきましょう。(室温により時間が異なります。)
【早く食べたい場合】
レンジの場合500Wで20〜40秒程度で温まります。カヌレの外側のカリッとした食感を感じたい時はオーブンもオススメです。オーブンの場合は、220℃で3〜5分程度加熱するのが目安です。
※レンジやオーブンによって変わりますので、温度や時間などは調整が必要です。
冷凍庫で保存する方法
数週間の日持ちをさせたい場合は、冷凍庫で保存する必要があります。カヌレをたくさん作り過ぎた時でも、冷凍庫に入れて保存することによって賞味期限をのばしてカヌレを楽しむことが出来ます。
日持ちさせたい(保存)期間の目安
〜1ヶ月
※ご家庭の冷凍庫は開閉も多く、温度が変動しやすいため、冷凍焼けや臭い移りの心配があります。冷凍保存は日持ちしやすいですが、出来るだけ早めに食べる方が美味しい食感をキープできるでしょう☆
冷凍保存のコツ
基本的には常温・冷蔵で保存する場合と同じになります。しかし、長期間の保存を考えるとラップで包むだけでは心配です。しっかりと密閉できる袋や容器を使用しましょう。
冷凍保存の注意点
冷凍したカヌレをいざ食べる時の解凍方法で食感が変わります。解凍する時は、カヌレについた霜をとってから下記のような解凍方法を試してみるのが良いでしょう。
【常温で戻す場合】
食べる前日に冷蔵庫に移しておき、食べる30分ぐらい前に冷蔵庫から出しておきましょう。(室温により時間が異なります。)
【今日食べたい場合】
出来るだけ美味しいカヌレの食感を感じるなら、カヌレ全体の生地温のムラを無くすために、いきなり加熱するよりまず解凍することをオススメします。
1.食べる前に冷蔵庫に移し1時間程度の時間をおく。
2.加熱します。レンジの場合500Wで20〜40秒程度で温まります。カヌレの外側のカリッとした食感を感じたい時はオーブンもオススメです。オーブンの場合は、220℃で3〜5分程度加熱するのが目安です。
※レンジやオーブンによって変わりますので、温度や時間などは調整が必要です。
保存したカヌレが傷んだり腐っていないか確認する方法
カヌレは外側の見た目だけでは、傷んでいるか見分けがつきにくいお菓子です。そのため、心配な時はカヌレを割って中身も一緒に確認できると良いでしょう。
【視覚】カビが生えていたり、変色していないか確認する
【嗅覚】匂いをかいで異臭がないか確認する
【触覚】触ったり割った時に、ヌメヌメしたり粘りがないか確認する
【味覚】少し食べて味がおかしくないか(酸味がする等)、食感がネチョっとしていないか確認する
まとめ
たくさん作ったカヌレを日持ち(賞味期限を長持ち)させる方法や、保存後に美味しく食べる方法をご紹介しました。作った直後の美味しさを出来るだけキープする為には、保存方法だけでなく、常温に戻したり解凍する方法もポイントになります。状況にあわせて工夫しながら美味しいカヌレを食べましょう♪
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