『アガー』とは?特徴と使い方
アガーとは海藻を原料とした植物性のゼリーを固める凝固剤のことです。
ゼラチンや寒天は聞き馴染みがあると思いますが、アガーもその仲間。
透明度が高く独特のぷるぷる食感で最近注目を浴びている凝固剤です♡
アガーの特徴
原材料は、カラギーナンという海藻やローカストビーンガムというマメ科の種子の抽出物です。
透明度が高いので、フルーツや色鮮やかなゼリーを作る時に適しています。
ぷるぷるとした独特の食感で常温でも溶けないので、持ち運びもしやすいです♡
アガーの使い方
アガーの使用量の目安は液体の量に対して1~2%程度です。
たとえば水300mlなら3~6g程度になります。
アガーの使い方で注意なのはダマになりやすいこと。
まず液体を少量加えてよく混ぜてから全体の液体に加えると安心です。
ゼリーに砂糖を加える場合は、事前にアガーと砂糖を混ぜておくとダマになりづらいのでオススメ♡
また酸味の強い果汁は、一緒に煮立てると固まらなくなることがあるので避けるようにしましょう。
アガーを加えた液体を火にかけヘラでなべ底からしっかり混ぜながら温めて90℃ぐらいまで加熱します。
アガーの使い方の注意点として、加熱の際は沸騰してしまうと、ゼリーが固まりづらくなります。
「沸騰しそうだな」という時は火から離したり、弱火にしたりと目を離さないようにしましょう。
しっかりとアガーが溶けたのを確認したら火を止めて、冷ましていきます。
アガーは30℃〜40℃の常温で固まるので、火を止めて30分ほどで固まりだします。
強い刺激を与えると固まりづらいので、子どもと一緒に作る時は手の届かない場所に置いて保管するようにしましょう。
粗熱が取れたら冷蔵庫の中で保管すると早く固まります。
アガー・ゼラチン・寒天の違いとは?
ゼリーを固める凝固剤としてよく使われるゼラチン・寒天。
アガーとの違いは、手に入れやすさ・原材料・食感・素材の色・固まる温度などが違います。
アガー
アガーはゼラチンや寒天に比べて透明度が高いので、透明度を活かした水ゼリー、色鮮やかなフルーツゼリーを作る際にピッタリです。
美しい光沢とぷるぷるの独特な食感が特徴です。
ダマになりやすいので使い方に少し注意が必要ですが、30~40℃で固まり、常温でも溶けないので、ゼリーを持ち運びするのにもオススメ♡
無味無臭なので、どんなゼリーとも相性バツグンです。
アガーはスーパーに置いていないこともあるので、その際は通販がオススメです♡
アガー 100g 1個入 パウダー , ゼリー , 寒天 MK2-1
ゼラチン
ゼラチンの原材料は、牛・豚の骨や皮に含まれているコラーゲンです。
透明感のある薄い黄色をしていて、プルンとした口どけが特徴♡
ゼリー・プリン・ムース・ババロアといった口どけが良いレシピで使うとオススメです。
20℃以下で固まるので、ゼラチンでゼリーを作ったら冷蔵庫で冷やし固めます。
使い方の注意点として、常温で置いておくと溶けてしまうので、持ち運びにはオススメできません。
お家でのお菓子作りに使うと良いでしょう。
ゼラチンは手に入りやすく、スーパーの製菓コーナーに置かれていることが多いです。
寒天
寒天の原材料は、テングサやオゴノリなどの海藻から抽出される多糖類です。
白く濁った色をしており、ツルンとして歯切れよく崩れる食感です♡
水ようかん、杏仁豆腐、ところてんに使用すると美味しく仕上がります。
使い方は砂糖を加えないと扱いづらいのですが、40℃〜50℃固まるため、アガー同様常温で固まる凝固剤です。
寒天は粉寒天、糸寒天、角寒天の3種類があります。ゼリーを作るには計量しやすい粉寒天がオススメ♡
粉寒天はスーパーの製菓コーナーに、糸寒天や角寒天は乾物コーナーに置いてあることが多いです。
詳しくはこちらのブログをチェック♡
アガーを使ったゼリーのレシピ
ぷるぷる♡アガーの水ゼリー
アガーの透明度と食感が存分に楽しめる水ゼリー♡
話題になった『水信玄餅』をおうちで作りたい方はアガーを使って挑戦してみませんか?
材料は、水・アガー・砂糖・黒蜜・きな粉の5つだけ。
アガーを使う時は、まず砂糖とよく混ぜてから、鍋に水と加え90度ぐらいで加熱します。
沸騰直前で弱火にして1分程加熱し、丸い型に入れたら粗熱を取り冷蔵庫で冷ましたら完成です♡
食べる時に黒蜜ときな粉をお好みで添えるとぷるぷるアガーの水ゼリーが楽しめます。
アガーは常温でも溶けることが無いので、ゆっくり味わえます。
喫茶店気分を味わえる♡メロンソーダーゼリー
🍰使用商品
🍰 材料(5個分)約60分
〈メロンソーダゼリー〉
- サイダー… 450g
- かき氷シロップ(メロン)… 大さじ3
- アガー… 8g (a)
- 水… 32cc (a)
〈クリームゼリー〉
- バニラアイス… 150g
- 牛乳… 50g
- アガー… 4g (b)
- 水… 16cc (b)
〈仕上げ〉
- 生クリーム… 40g
- さくらんぼ(缶)… 5個
🍰下準備
サイダーを常温にしておく
🍰作り方
- 鍋にサイダーの半量・かき氷シロップを入れ、90℃以上で温める。
- aを加え、とけ残りがないようによく混ぜる。
- 残りのサイダーを加え、優しく混ぜ合わせる。ボウルに移し冷水につけ粗熱を取る。
- カップに分け入れ、冷蔵庫で冷やす(約1時間)。
- 固まったら、スプーンで淵が波模様になるようにくり抜く。
- バニラアイスをボウルに出し、クリーム状にする。
- bを湯煎(90℃以上)で溶かし、牛乳を加えのばす。※溶けない場合は、牛乳・水・アガーを混ぜて90℃以上で加熱してみてください
- ⑥に⑦を加え混ぜ合わせる。
- ⑤の上に流し入れ、冷蔵庫で冷やす(約30分)。
- 生クリームは7〜8分立てにし、星口金をつけたしぼり袋に入れ⑨にしぼり、さくらんぼをのせる。
暑い日に食べたくなる♡コーヒーゼリー
暑い日はコーヒーゼリーを食べたくなりませんか?♡
コーヒーのほろ苦さと牛乳の甘味が美味しいアガーを使ったコーヒーゼリー。
ぷるんと弾力があり滑らかでオススメです。
材料は、アガー・砂糖・インスタントコーヒー・水・牛乳の5つだけ。
4人分の場合は、水300ml、アガーは3~6g入れて作るとちょうど良くなります。
甘さをプラスしたい人は牛乳の代わりに生クリームを入れるのも良いですね。
アイスクリームやコーヒーフレッシュに代えるのもオススメです。
缶詰で簡単♡アガーのフルーツゼリー
色鮮やかなフルーツゼリーを作るのにアガーはぴったり♡
お好きなフルーツの缶詰と水・アガー・砂糖を用意したら簡単につくれます。
缶詰のシロップも使う場合は、お砂糖は少し控えめにして甘さを調整するのがオススメ。
冷たいものは甘みを控えめに感じてしまうので砂糖は入れ過ぎないように注意しましょう。
カフェ気分♡ゼリーの容器特集
おうちで作ったゼリーを入れるのにオススメな容器をご紹介。
容器をランクアップしてカフェ気分を味わいませんか?♡
オススメゼリーの容器1
デザートカップ S(無地) 20枚入 脚付き AS101-20
プリン・ゼリー・ティラミス等を入れるのにピッタリのデザートカップです。
使い方として耐熱性ではないので、粗熱を取ってから容器に移し入れ使用するようにしましょう。
透明で無地の容器はゼリーの色が綺麗に映えます。
オススメゼリーの容器2
ミルクボトル 90cc (スタンプ) 5個入 蓋付き Y90ST-5
プリンやゼリー作りにピッタリのミルクボトル♡
蓋つきの容器なので、持ち運びする際に使うと便利です。
冷蔵庫で冷ます時も蓋があると、ラップを使う必要が無いので環境にも優しいですね。
アンティークのおしゃれな柄がカフェ気分を盛り上げてくれます。
オススメゼリーの容器3
デザートカップ M(ホワイトレース) 25枚入 C76180LACE-25
繊細なレースがおしゃれなデザートカップです。
プリン・ゼリー・ティラミス等を入れて使うのにピッタリ♡
使い方として耐熱性ではないので、粗熱を取ってから容器に移し入れ使用するようにしましょう。
おわりに
アガーの使い方とゼリーのレシピはいかがでしたか?
同じレシピでも凝固剤をアガー・ゼラチン・寒天のどれを使用するかによって食感が変わってきます♡
今度のゼリー作りは、ぷるぷる食感になるアガーを使ってみませんか?