お菓子作りに慣れていない方でも簡単にパウンドケーキを作れる材料が『ホットケーキミックス』です。一般的にパウンドケーキは『小麦粉』を使用しますが、ホットケーキミックスでも美味しく作ることが出来ます。
初心者の方だけでなく、日頃からお菓子作りをする方でもよく利用されている材料になりますので安心して活用しましょう♪ 今回のコラムでは、ホットケーキミックスでもパウンドケーキを作れる理由や作り方などをご紹介します。
パウンドケーキの材料
パウンドケーキは焼き菓子の中でも簡単に手作りしやすいケーキです。ドライフルーツなどを入れて好みの味にアレンジしやすいのも特徴ですが、基本の材料は以下になります。
小麦粉(薄力粉)
小麦粉は『強力粉』『中力粉』『薄力粉』がありますが、パウンドケーキなどのお菓子を作る時は『薄力粉』を使用します。これらの違いは小麦粉に含まれているタンパク質(グルテン)の含有量です。
薄力粉はタンパク質が少なく、生地の仕上がりがふんわりサクとしった食感が得られます。※ホットケーキミックスを使用する場合、小麦粉が要らなくなります。
バター(無塩バター)
スーパーなどで売っているバターは『有塩バター』や『食塩不使用バター』がありますが、パウンドケーキでは無塩である『食塩不使用バター』を使用します。有塩バターでも作ることは出来ますが、パウンドケーキに塩気は必要ありませんので出来る限り『食塩不使用バター』を使用しましょう。
砂糖
家庭でよく利用されている砂糖には『上白糖』『グラニュー糖』があります。上白糖の方が甘みが強いのが特徴で、しっとりさせたいお菓子(例:カステラ)の場合は上白糖がオススメです。
お菓子作りで使用されることが多いグラニュー糖。クセの無い甘みで溶けやすくダマにもなりにくいのが特徴です。パウンドケーキの場合はどちらでも問題ありません。
ベーキングパウダー
焼き菓子の生地を膨らませるために必要なのが『ベーキングパウダー』です。『ふくらまし粉(膨らし粉)』と呼ばれることもある膨張剤の役割を果たしてくれます。※ホットケーキミックスを使用する場合、ベーキングパウダーが要らなくなります。
卵
卵で注意したいのがサイズです。スーパーで売られている卵は『L』『M』『S』などがあり、お菓子作りのレシピを見ても『L』や『M』といったサイズが記載されていることがありますが、記載されていない場合は『M』サイズをさしていることが多い印象です。
Lサイズは64g〜70g未満(殻含む)でMサイズは58g〜64g(殻含む)になっています。パウンドケーキの場合はベーキングパウダーで生地を膨らませますので、そこまで大きさにこだわらなくても大丈夫でしょう。
ホットケーキミックスを使用した時の材料
上記で一般的な基本のパウンドケーキの材料をご紹介しました。ホットケーキミックスを使ったパウンドケーキの材料は以下のようになります。小麦粉とベーキングパウダーの変わりがホットケーキミックスになります。
- ホットケーキミックス
- バター(無塩バター)
- 砂糖
- 卵
ホットケーキミックスに含まれている材料
ホットケーキを作る時の基本の材料は『ホットケーキミックス』『牛乳』『卵』です。これだけで美味しいホットケーキが作れる秘密は、ホットケーキミックスに含まれている以下の材料があるからです。※販売メーカーにより異なります。
パウンドケーキでホットケーキミックスを使う場合は、砂糖を足すことでさらに甘さを出す事ができます。
- 小麦粉
- 砂糖
- ベーキングパウダー
- 油脂
- その他(ぶどう糖、乳化剤、香料、着色料など)
パウンドケーキの作り方
ホットケーキミックスを使った基本的なパウンドケーキ(プレーン)の材料と作り方をご紹介します。何回か作ると、材料の配分による味や食感の違いを感じれるようになりますので、好みに合わせて調整できると良いでしょう♪
またパウンドケーキ作りに慣れてくると様々なアレンジを楽しむことが出来ます。パウンドケーキはバナナなどの生のフルーツはもちろんドライフルーツを入れたり、チョコ・抹茶・紅茶・ナッツ・くるみ・さつま芋・栗・ヨーグルトなど色んな味と相性が良いお菓子です。
材料
- ホットケーキミックス 200g
- バター(無塩バター) 80g〜100g
- 砂糖 80g〜100g
- 卵(M) 3個
作り方
1.バターを室温に戻す。
室温によって戻す時間が変わります。夏だと30〜60分ほどで柔らかくなりますが、冬だと時間がかかってしまいます。早く室温にもどしたいがためにレンジで熱を加えてしまうと、溶けてしまい仕上がりに影響する可能性があります。慣れないうちは、ラップをしてヒーターの近くに置くなど工夫できると良いでしょう。
2.卵を室温に戻して溶く。
白身と黄身を均一になるようしっかりと混ぜ、溶きほぐしておきます。
3.ボウルにバターと砂糖を入れて混ぜる
室温に戻したバターと砂糖をボウルに入れてホイッパーで混ぜます、バターが室温に戻ってない場合は、固くて混ざりませんので、指で押した時にスッとへこむ程度の状態のバターにしておきます。白っぽくなるまで混ぜるのがポイントです。
4.ボウルに卵を入れて混ぜる。
バターと砂糖を混ぜたボウルに卵を数回に分けて入れます。卵を入れるたびによく混ぜることで分離を防ぐことになりますので、一度に全部入れずに少量ずつ加えていきましょう。
5.ボウルにホットケーキミックスを入れて混ぜる。
卵を混ぜたあとにホットケーキミックスをボウルに入れます。この時にホイッパーでグルグル練りすぎてしまうと生地に粘りが出て膨らみにくくなります。ゴムベラを使って切るように混ぜるのがオススメです。目安は粉っぽさが無くなり滑らかな状態になっているかどうかです。
6.型に流し入れて焼く。
型は『紙型』『ステンレス型』『スチール型』などがあります。初心者の方には、お手入れの必要が無い『紙型』やお手頃価格の『スチール型』がおすすめです。ボウルの混ぜ終わった材料を型に流しこんでオーブンに入れます。
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7.オーブンで焼く。
180℃に予熱したオーブンで10分程度焼きます。そこで一度オーブンから取り出し、生地の上部にナイフで縦に1本切れ目を入れます。そうする事で、出来上がった時にキレイな割れ目をだすことが出来ます。※切れ目を入れる時はオーブンが冷めないように扉をしめておきましょう。
※画像は割れ目がキレイに入った出来上がったパウンドケーキのイメージです。
切れ目を入れた後、さらに20分程度焼きます。材料によっても焼き時間は異なりますので焼き足りない場合は5〜10分ずつ加熱しながら様子を見ましょう。
出来上がりの目安は、表面がキツネ色になり、竹串をさして生っぽい生地がついてこなければOKです。生地の中身が焼けていない状態で、表面が焦げてしまいそうな時はアルミを被せると良いでしょう。
8.焼けたパウンドケーキを冷ます。
焼き上がったパウンドケーキはケーキクラーなどにのせて粗熱をとって出来上がります。保存する場合は粗熱がとれてからラップに包んでおきましょう。
初心者の方におすすめのアイテム
パウンドトレー
出来上がりもおしゃれに仕上げることが出来る紙型のパウンドトレーです。
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パウンドケーキ型
スチール(フッ素樹脂加工)で焦げ付きにくく型離れしやすいパウンドケーキの型です。お手入れも簡単です。
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パウンドケーキキット
パウンドケーキミックス粉:250g×2袋/ミニパウンドトレー:15枚/ラッピング袋:15枚/ビニタイ:15本/角底袋:20枚がセットになったアイテムです。ラッピングしたい時・プレゼント用などに利用できます。
まとめ
パウンドケーキは初心者の方にオススメなお菓子の1つです。小麦粉だけじゃなくホットケーキミックスでも代用でき、簡単に手作りすることができます。それぞれの材料と作り方のコツやポイントをおさせて美味しいパウンドケーキを作りましょう♡